おでこに一円玉を重ねるとくっつく現象

ノンフィクションファンタジー
Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像

■筆者の体験

ずいぶん昔、もう20年以上前だと思いますが、おでこに1円玉を何枚か重ねてくっつける遊びが軽く流行ったことがありました。わたしも例にもれず?この流行りに乗っかり試していました。

結果は・・・くっついていました(笑)。わたしはあまり詳しく覚えていなかったのですが、くっつくところを見せていた周りの友人によると、4枚ほどくっついていたらしいです。

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■一円玉同士がくっつく理由

でも、なぜ1円玉同士がくっつくのでしょうか。

金属としては柔らかいアルミニウムは、少し圧力をかけるだけで金属同士がくっつくとのこと(金属結合という現象だそうです)。
わたしはこの方法でアルミ同士がくっついた場面や映像を見たことはありませんが、もし科学的にくっつくことが証明されているのであれば「圧力をかければアルミ同士がくっつく」ことは事実なのでしょう。

ですが、ここで注意しなければいけないことがあります。
「圧力をかければアルミ同士がくっつくことが科学的に証明されている」ことは、「おでこに1円玉が複数枚くっつく理由は圧力によるもの」ということを論理的に示し切れてはいない、ということです。
実はアルミ同士がくっつくケースは複数存在し、その内の1つのケースが圧力によるもの、ということに過ぎないのかもしれません。

そしてわたしは、おでこに複数枚くっつく理由は圧力では無いと捉えています。それは、
・1円玉同士を押し付けるような動作は行わず、仰向けに寝転んだ状態で、複数枚重ねた1円玉をおでこにそっと乗せるだけ
・1円玉を乗せた付近に意識を集中する
・くっついたと感じたらそっと上体を起こして、おでこが垂直になるようにする
という手順で行っていたため、圧力によってくっついているとは考えにくいのです。

■おでこに一円玉をくっつける方法

ちなみに1円玉同士を押し付けても、わたしが試した限りではくっつく現象は見られませんでした。
(1円玉同士を単に指で挟んで押し付けた場合、指と1円玉が直接接する側は指の皮脂などでくっつき、その接着力の方が1円玉同士の結合力より強ければ1円玉同士がくっついたかどうか分かりづらいと考えられるため、1枚は指に直接乗せ、もう1枚は指と1円玉の間にティッシュペーパーを挟んで皮脂でくっつかないようにして試しました)

結局、おでこに複数枚1円玉がくっつく理由そのものは分からないのですが、第六感を発揮する時に働く力や発生する事象が関係していると思うのです。

■一円玉をおでこにくっつける遊びはお勧め

この遊びの中の「1円玉を乗せた付近に意識を集中する」ところや「くっついたと感じたら」という感覚は、「見えない位置にある物体を感知する」時の感覚に非常に近いと考えています。
つまり第六感の発達と関係性があるのでは、と思うのです。

■筆者の”見えない位置にある物体を感知する”体験話
 「透視?隠したボールが感知できる話」
 「気配で察知?見えない場所の人達の配置を感知する話

そして、第六感を鍛えることは、”何か分からないはずのものが分かった”という直接的なことだけでは無く、脳の活性化や物事の捉え方といった副産物とも言えるメリットがあると思います。

興味がある方はこちらもご覧下さい。
「第六感を鍛える - 右脳を活性化(幼少期、成人)」
「第六感を鍛える方法(情報伝達パスを太くクリアにする)」
「第六感を鍛えるメリット

■くっつけるのに年齢の上限がある?

この遊びは小さな子供の方が出来る可能性が高い気がしています。

それは、自分(の感覚)を信じるということが、分別がつくにつれ・大人になるにつれて無くなっていくからだと思います。

心の温度が低いと自分を信じることは難しくなります。
心の温度が高いとは、世間の価値観に惑わされないこと、人から見れば仕様もないことでも、自分が正しいと思ったり楽しい思ったことを100%のテンションでやり切れる心の状態だと考えています。

あくまで良い意味での表現ですが、この能力がある人は心が子供だと言えるかもしれません。

当時のわたしの経験上、実際「何でこんなことしてるんだろ?」とか「良く考えたらくっつく訳無いし、汗か湿気でくっついてるだけかも」と考えてしまうと必ず失敗し、100%疑うことなく集中できたと思えた時はくっついていました。

■否定する人への説明は止めるべき

この遊びをされている方や昔くっついたことがあるという方は、この現象のメカニズムを科学的に示そうとしたり、そんな訳無いと否定する人に証明しようとすることはお勧めしません。

おそらくそれは非常に困難だと思われます。

何か現象が起こった場合、現時点で判明している仕組み(科学・化学など)の中にその起きた現象を当てはめて、何が起こったかを判断することになるでしょう。
当てはまる仕組みが無ければ、起きた現象そのものを起きていないものとするかもしれません。

ほとんどの場合、その人が良く知っている幾つかの事象の内、どれに当てはまるかという見方しかしません。そしてどれにも当てはまらなかったり、思考の根幹から外れる事象に対しては「そんなことはあり得ない」と言うでしょう。

そして人に説明したり証明したりするためには、現時点で判明している仕組み・枠組みによってしか説明できません(理解されません)。
このため、第六感のような判明している枠組みの中で説明できない事象が起きてしまった場合、それを説明・証明することは非常に難しいのです。

(それにもしかすると、圧力をかけなくても1円玉同士を重ね合わせただけで金属結合が起きているのかもしれません)

それよりも、遊びとしてこの感覚を楽しむことをお勧めします。

1円玉がくっつくこと自体が何かの役に立つとは思えませんが、内観(自分の中の感覚を観察する)という点では無意味ではないと思いますし、何よりも、何かにワクワクする気持ちを大切にした方が良いと思うのです。

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