前回に続き、
(2)意識的に感知しにいく(2/2)
について整理していきます。
この意識的に(能動的・積極的に)感知しにいく方法においては、体感として2つの関所が存在すると感じています。
ラジオの例えを使うと、
①1つ目の関所は、アンテナの感度を上げたり周波数を合わせたりして、電波をキャッチする部分
②2つ目はキャッチした情報を”正しい情報として判断して”行動に移す部分
です。
1つ目の関所は(1)のパッと閃くのケースと同様、ワクワク・リラックスすることで感度を上げることができると考えています。
そして1つ目の関所を通過した情報は、その情報の内容を判断し、どのように行動するかを決める”判断部”へ送られると考えられます。
この時、受信部で捉えた事象の流れ(電波)が判断部へ送られます。そして判断部ではその情報のみで判断し行動に移すことができれば良いのですが、人間は良くも悪くも考える生き物ですので、その過程で必ずと言って良いほど「思考」「計算」「打算」が発生します。
・この情報は科学的だろうか?一般的にありえるだろうか?
・AよりもBと捉えた方が期待値が大きいはずだから、Aを選択するのは愚かだ
・こんな良く分からない情報をもとに選択/行動を取ると人から変な目で見られそう
など、最初に情報を感知した後で浮かぶ思考(2次情報)によって、せっかく1つ目の関所を通過したにも関わらず、たいてい誤った判断・行動をしてしまうのです。これが2つ目の関所と考えている理由です。
それでは思考/計算/打算といった2次情報を排除し、感知した情報をもとに判断・行動するためにはどうすれば良いのでしょうか。
わたしはこんな風に捉えています。
■起こった事実をまず受け入れる
・”そんなはずは無い”という思考はNG
・自分にとって都合の良い状況か悪い状況かを考えるのはその後
(たいてい、都合の悪い情報は受け入れないのです)
■自分(の感覚)を信じる
・心の温度が低いと自分を信じることは難しくなります。
・心の温度が高いとは、世間の価値観に惑わされないこと、人から見れば仕様もないことでも、自分が正しいと思ったり楽しいと思ったことを100%のテンションでやり切れる心の状態だと考えています。
■思考/計算/打算を入れない
・思考/計算/打算が入る余地を無くす(感じたらすぐ判断する、動く)
・もし思考/計算/打算が発生しても、自己の客観視ができているとその情報の違和感に気付き、排除すべきものだと判断しやすくなると思います。
(3)事象の流れを推測する
・麻雀でのファンタジーな出来事③(事象の流れとは)
・麻雀でのファンタジーな出来事④(流れを知ることはできるのか)
でも記載しましたこの方法ですが、これは第六感による感知では無く、「物事に気付く力」や「本質をつかむ力」による「事象の繋がりを推測する能力」だと考えています。
またこの能力は、同じような事象の繋がりを経験することによっても身に付くと思われます。
ただ、わたしは事象の繋がりを推測する能力がせいぜい認識レベル:1~2付近だと自認していますので、詳しく解説することができません。
麻雀では「この流れの時に、この巡目で簡単に入った聴牌はあがれない」とか、「おそらくこの局はこの人が振り込んでしまう」など分かる時がありますが、確信を持って認識できているというレベルでは無く、あまりお伝えできる事例がありません。
事象の流れを推測している事例につきましては、わたし自身では無くこれまで読んだ書籍に登場しているものがあり、機会がありましたら紹介させて頂きたいと思います。
(次回へ続く)
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