これまでわたしは、
①既に確定しているが、目に視えない事象を知る能力(ソナー的な能力)
と
②まだ発生していない事象が分かる(予知能力)
は全く別物だと思い込んでいましたし、その前提でこれまでの記事を記載していました。
しかし、前回の肥田春充氏の事例の内容や、氏の著書「聖中心道・肥田式強健術・天真療法」(※)での事例の紹介の仕方が、これらの事象に特段の区別をしていない気がしました。
(※・・・甲野善紀先生の著書「表の体育 裏の体育(株式会社PHP研究所)」の引用部より)
もしかすると、高次元の世界では過去・現在・未来といった時間の概念も、通常わたしたちが認識している1~3次元と同様の1つの次元に過ぎず、
①ソナー的な能力
②予知能力
は、多少複雑さの違いはあれど、同じメカニズムで発生している事象かもしれないと思い始めました。
また同様に、
③物体(物理的に目に見える物)を念動力で動かす
という事象についても、人間の目から見ると
①②・・・物体の存在や、将来何が発生するかという”情報を感知”する能力
③・・・物体そのものに影響を与える能力(動かすなど)
という違いがありますが、
高次元なレベルで見れば”情報”も”物体”もどちらも同じ粒子で、高次元世界にアクセスすることでこの粒子を見たり操作したりしている、と考えると、①も②も③も区別が無いと考えるのは案外筋が通っているのかもしれません。
第六感や超能力を発揮したとされる歴史上の偉人・達人は、この”粒子を見る”(情報を読み取る)能力に優れ、見えないものを頻繁にかつ精度高く観ることができたのでしょう。
しかし、このような偉人達であっても情報を読み取る能力に限られたと推測され、念動力のように情報を書き換える能力まで発揮したのは肥田春充氏ぐらいだったのでは、と考えます。
(氏と同じ熱量を持って同じ過程を経ることができた人が他に存在するとは考えにくいためですが、世に知られていない人物が居たのかもしれません。)
さて、この
「物体(物理的なモノ)」も「何かが発生するという事象(できごと)」もどちらも”情報”であり、高次元においてはそこに区別は無く、その情報を読み取ったり書き換えたりすることが”透視”や”予知”や”念動力”という見え方になっているだけ
ということが分かりにくい方に、これをイメージするのにとても良い映画・漫画をご紹介したいと思います。
■映画「LUCY」
監督リュック・ベッソン、主演スカーレット・ヨハンソンのSF・アクション映画。
正に「高次元なレベルで見れば”情報”も”物体”もどちらも同じ粒子で、高次元世界にアクセスすることでこの粒子を見たり操作したりしている」という、肥田春充氏の能力に類すると思われる描画が登場します。
映画という特性上、この”情報”を視覚で認識しているように表現されていますが、肥田春充氏はこれを”感覚”で感じ取っていた(操作もしていた)のだと思われます。
本ブログに興味を持って頂けている方であればかなりハマる映画ですので、是非ご覧になって頂きたいと思います。
LUCY/ルーシー (字幕版)
■漫画「デストロイ アンド レボリューション」
森恒二氏によるSF漫画。
こちらも「情報も物体もどちらも同じ粒子で、これらを見たり操作したりしている」ということとかなり符号しますので、高次元世界にアクセスするということをイメージしやすくなると思います。
まだ読まれていない方、また一度読まれた方もご覧になることをお勧めいたします。
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