【四コマ】麻雀マナーあるある(盲牌)

四コマ漫画

【麻雀マナーあるある(盲牌)】

■盲牌(モウパイ)とは

麻雀には盲牌というテクニックがあります。

テクニックと言っても麻雀の打ち方そのものや戦略上のテクニックでは無く、イカサマの技です。
盲牌とは牌を目で見るのではなく、指で模様を触ることで何の牌かを知ることを指します。

特に麻雀を覚えたての人は、盲牌ができるとカッコ良いとか麻雀が強くなったような錯覚に陥りますが、全くそんなことはありません。

Mohamed HassanによるPixabayからの画像

レベルが高くなってくると、盲牌の無駄な動作によって後れを取ることもあります。

■盲牌を止めるべき理由

盲牌はマナーとして良くないと考えています。
それは「イカサマから来ている行為」だからです。

ただし、盲牌は世間で禁止されている訳ではなく、世の中の雀荘でも盲牌禁止と謳っているところは見たことがありません。

盲牌はそれ単独でイカサマという訳ではなく、先ヅモと組み合わせてイカサマとして使われます。そのため先ヅモの方を禁止していると考えられます。

また、あまりにも盲牌している人が多いため、とても禁止できる状況ではないと思います。感覚としては麻雀人口の7~8割は盲牌している気がします。
(麻雀プロの方でさえ、多くの人がギリギリと盲牌しているのを目にします)

PrawnyによるPixabayからの画像

■先ヅモと組み合わせて本来見ることができない牌を知る
盲牌そのものはイカサマ行為ではなく、自分のツモを目で見る前に指で牌を擦っているだけですので、ムダな動作ではありますが問題ではありません。

しかし、盲牌は”先ヅモ”と組み合わせた時にイカサマとしての効力を発揮します。

※先ヅモについて、詳しくはこちらをご覧下さい。

先ヅモは、本来見ることができない牌であったり、自分がツモる牌であっても順番を待たずに先に見ることで有利になろうとする行為ですが、あからさまに先ヅモすると周りから咎められるため、「先に牌に触れているだけで、見てはいませんよ」というグレーゾーンを作るのです。

そして「見てはいないが指の感覚で何の牌かこっそり知る」という行為が先ヅモと盲牌の合わせ技(イカサマ)なのです。

※さらに「盲牌もやっていませんよ」と、指で牌を擦るのでは無く、先ヅモの時に卓の上で牌を引きずってきた時の「摩擦の大きさ」で何の牌かを知るイカサマもあります。

先ヅモと盲牌は”混ぜるな危険”なのです。

■ツモってきた牌が他家にバレる
盲牌の動作は、見る人が見れば何の牌をツモってきたかが筒抜けになっています。

例えば分かりやすいケースで言えば、
・「白」・・・何も刻まれていないので、スーッと滑らかに、かつすぐに触り終わる
・「二索(リャンソー)」・・・2本の筋が縦に一列に並んでいるので、牌の上から下までまっすぐなぞる
・「萬子(マンズ)」・・・他の牌より分かりにくく、漢数字の部分を念入りに触る
など、牌の模様によって盲牌した時の動作に特徴があり、玄人にはバレてしまうのです。

■手ジャミに繋がる
麻雀には「三味線(シャミセン)」というズルい行為があります。これもマナーとして明らかに良くないものであり、多くの雀荘で「三味線禁止」と謳われていると思います。

詳しくは以下の記事で紹介していますが、三味線とは「自分の手牌について、麻雀以外の部分でウソや惑わすような情報を伝えて有利に進める」行為を指します。

【四コマ】麻雀マナーあるある(三味線・腰)
本ブログで紹介している第六感・麻雀などを中心に、日常のふとしたできごと・思いを4コマ漫画に。 ・麻雀マナーあるある(三味線・腰)

良くあるケースとしては
・テンパっているのに「テンパらないなー」と言ったり、
・「ドラが全然こないや」と言って、実は暗刻で持っていたり
というように、”喋り”によって相手をだましたり惑わせたりします。

Z RAINEYによるPixabayからの画像

また、喋りではなく盲牌の仕草によって「実際の牌とは異なる牌をツモッて来たかのように見せる」ことを手ジャミと言います。
の動作で三味線を弾く(ダマす)行為なので「手ジャミ」

先ほど盲牌の動作によってツモッた牌がバレる例を挙げましたが、それを逆手に取って、別の牌をツモってきたかのようなフリをするのです。

■無駄な動作
先ヅモせずに、自分のツモ牌を目で見る前に盲牌することはイカサマではありません。

ですが、盲牌する時間があれば目で見れば良いだけですので、盲牌する意味はありません。意味が無いどころか、所作に無駄な動作を挟むため、このようなデメリットがあります。

・麻雀に費やす思考時間が減る…麻雀は”気付きのゲーム”といっても過言ではありません。何の牌が来たらどの牌を切るかや、他家の動向、その他無数に気付きが得られる要素がありますので、盲牌などに時間を割いている場合ではないのです。

自分が費やす時間が不要に長くなる…麻雀というゲームは基本的に4人で遊ぶものです。他の3人は競い合う相手であると同時に、一緒にゲームを進めていく仲間なのです。ゲームをスムーズに進めたり、相手を不必要に待たせない方が良いのはお判りでしょう。

初心者の内は何を切るか瞬時に判断できないので、考える時間が掛かってしまうのは仕方がないでしょう。ですが、盲牌のように、それをやっても麻雀の進行や何を切るかの思考に何の意味も無い行為は、最初からやらなければ良いだけです。

■まとめ

盲牌ができればカッコ良いとか、初心者ではないように見えるとか、いずれにしても麻雀の中身には全く関係ありません。
イカサマが飛び交う賭場へ乗り込むのでは無い限り、盲牌できることのメリットは何も無いでしょう。

初心者の方は、盲牌の練習に時間を費やすぐらいなら、麻雀の中身の腕を磨くことに専念することをお勧めします。

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