【四コマ】麻雀マナーあるある(点棒の払い方)

四コマ漫画
【麻雀マナーあるある(点棒の払い方)】

■麻雀初心者によく見られる光景ですが、例えば3900点や4800点を”ちょうど”払おうとする人が居ます。
これはマナーとしてはよろしくないのですが、なぜでしょうか。

①一番大きな理由は、点棒を払わなくてはいけないことの”腹いせ”として、細かい単位の点棒をたくさん渡して困らせてやろう、という魂胆から来ている行為だからです。
明確にそのように意識していなくても、心の中にそういう考えが潜んでいるのです。

お店で100円の物を買う時に全部1円玉で払うのと同じ行為で、自分の都合さえ良ければ相手はどうでも良いということです。

例えば東1局で3900点オールを上がり、3人全員から3900点ちょうど払われると、上がった人は100点棒を37本も扱わなくてはいけなくなり扱いに困るのです

John HainによるPixabayからの画像

②麻雀というゲームは基本的に4人で行うものですが、当然ながら全員でゲームを進めていく必要があります。
そしてゲームをスムーズに進めるためには、無駄が無いほうが良いのはお分かりになるでしょう。

先に細かい点棒ばかりで払うと、
・ある人は細かい単位の点棒(小銭)ばかりが大量に
・ある人は大きな単位の点棒(お札)が少しある
というように、持っている点棒の種類が極端に偏ることになります。

そうすると必要な時に点棒を払うことができず、誰かに両替を頼む必要が出てきます。
両替は少なからず発生するものですが、できるだけ回数を減らした方が手間をかけずにゲームを進行することができるのです。

ある程度麻雀が打てる人やフリー雀荘に通う人たちは、たいてい身に付けているものです。

例)
・3900点の場合 → 5000点棒や10000点棒を1本払って、1100点のお釣りを貰う
・2600点オールをツモられた場合
  Aさん:2600点をちょうど払う
  Bさん:5000点を払って2400点のお釣りを貰う
  (500点棒がある場合は5100点払って2500点のお釣りを貰う)
  Cさん:3000点を払って400点のお釣りを貰う
  (500点棒がある場合は3100点払って500点のお釣りを貰う)
※上記は一例です。持っている点棒の状況によって変わります。

■マナーとは
マナーとは行儀・作法と訳されます。
行儀・作法と聞くと「作法だから守らないといけない、守らないと恥ずかしい」「行儀よくすべきだからマナーを守る」と、それを守ることを目的として捉えがちです。

しかしマナーはあくまで手段であって、目的は相手のことを思ったり、個(私)では無く全体(公)のことを考るといったことだと思います。
守らないといけないルールや法律のようなものではなく、その人の価値観で身に付いているものだと考えています。
(ルールや法律も元々は手段に過ぎないはずですが、”違法でなければ何しても良い”という考えにも現れているように、今やルールや法律を守ることだけが目的となっているように思えます)

良く「マナーを守りましょう」と書かれていますが、書かれているマナーを破らなければ後は何をやっても良いというものでは無く、本来の目的を目指して、誰でも気づけるように代表的なものを明文化しているにすぎないのです。

【麻雀用語紹介】

■ザンク・・・3900点のこと。他にゴンニ(5200点)、ロクヨン(6400点)、ナナナナ(7700点)、クンロク(9600点)と言ったりする。

■リーチ(立直)・・・麻雀のあがり役の1つ。面前(メンゼン:鳴いていない状態)で「リーチ」と宣言し、千点を払うことで役を付けることができる。

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