本ブログでは、第六感を鍛える方法についていくつかご紹介しています。
・第六感を鍛える - 右脳を活性化(幼少期、成人)
・第六感を鍛える方法(情報伝達パスを太くクリアにする)
・第六感を鍛える方法(右脳の活性化で感知能力を向上)
では、第六感を身に付けたり鍛えたりするメリットとは何でしょうか?
■第六感を鍛えるメリット
■目先で得られる利益ではない
第六感によって見えないものが視えたり将来起きることが分かったりする、と聞くと、人によっては博打で儲けることができるとか、何かの取引で得をすることができるなどと考えるかもしれませんが、そのような期待はあまりしない方が良いでしょう。
もしかすると第六感で感知したことが要因で何かしらの実益を得るケースもあるかもしれませんが、そのようなレベルの第六感を身に付けている人はほとんどいないと思われますし、仮にそんな高いレベルの第六感を持つ人がいたとして、そのレベルの人は損得勘定で動かないと考えられます。
(損得勘定で動いている内はそのようなレベルに到達しないのです)
なぜなら”得をしよう”とか”儲けよう”という思考自体が第六感を阻害する二次情報(思考・計算・打算)ですので、そのような目的で第六感を身に付けようとしても、高い精度・頻度で情報を感知することができなくなると考えられるからです。
それではどのようなメリットがあるのでしょうか?
■物事の本質を捉える力
・第六感を鍛える方法(思考・計算・打算を排除)
でも記載しました通り、第六感を発現・鍛えるためには上図「脳内の情報伝達パス」の”受信部”から”判断部”への経路を太くしたりクリアにする必要があります。
この情報伝達パスが発達すると、「思考・計算・打算」といった”二次情報”を排除して、最初に感知した”一次情報”を元に判断・行動できるようになります。
この時、自分自身から発生した二次情報のみならず、外部から入ってきた情報に「思考・計算・打算」といった二次情報的な要素が含まれていた場合、それを違和感として感じるようになります。
思考・計算・打算といった二次情報は、物事の本質から外れた情報であることが多く、その結果、第六感を鍛えると物事の本質を捉える力が身に付くことになるのです。
例えば誰かがあなたに、
「最近流行っているから、他の人たちもやっているから、わたしたちもそれをやりましょう」
とか、
「あの人(偉いとされる立場や有名な人)が言っているから正しい」
と言っているとします。
このような発言には、
”みんなと同じことをやっておけば安心”とか
”人と違うことをやるのは恥ずかしいし大変だからやめとこう”
”(保身のため)偉い人の言うことに従っておこう”
という裏に潜んだ、物事の本質とはズレた思考・計算・打算(二次情報)が含まれる場合が多く、この二次情報が情報伝達パスの濁りや詰まりとなり、違和感として感じ取ることができるのです。
なお第六感が働いていなくても、論理的思考によってその情報が本質からズレているかどうか判断することはできます。
ただ、第六感による情報伝達パスが確立している場合、まず違和感として「何かおかしい」ということを感知し、その後、論理的に考えてみるとやはり本質から外れていることが分かる、という順序になります(論理で分かる前に瞬時に違和感として気付くという感じです)。
※思考・計算・打算といった二次情報そのものを否定している訳ではありませんが、第六感を働かせるという点においては阻害要因であると言えます。
■感覚・脳活動の活性化
第六感が働くケースとして、筆者の場合は
・パッと閃く(頭の中にイメージが自然発生する)
・意識的に感知しにいく
の2通りのパターンに分類できます。
どちらのケースでも脳が活性化していると思われますが、特に意識的に感知しにいく場合、おでこと頭頂部の中間辺りが非常に活性化している感覚があります。
脳に秘められた可能性や実際に起こった事例は、脳科学の専門家や脳の持つ力について話されている方の発信内容をご覧いただくべきかと思いますが、未だに解明されていないことが多く、現段階では具体的に”こういうことができるようになる!”と明確になっていなくても、人間に眠る能力をより使えるようになれば、いろいろな可能性に繋がるのではないでしょうか。
■さいごに
ここまで第六感を身に付け鍛えることのメリットをお伝えしましたが、”メリット”と考えること自体が二次情報(メリットがあるから鍛えるという計算・打算)とも言えます(笑)。
体を鍛えて運動能力が高まっていくことが楽しくなるのと同じように、このような感覚が身についたり鋭くなったりすること自体を楽しめれば良いのではないでしょうか。
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